バレンタインまであと1週間切りました。
「バレンタイン商戦」
クリスマス、ハロウィンに次ぎ、
メーカーにとっては無視できないイベントです。
コンビニはあらゆる商品がチョコ味に!
去年のペヤングチョコレートやきそば衝撃でした(笑)
チョコレート商品が生み出される開発現場も、
この時期はチョコレートの匂いがプンプンします。
(開発現場にいた時はチョコグロッキーでした)
さて、一昨年ごろからですが、
”第4のチョコレート”というものがジワジワと流行っています。
今年もYahooニュースで挙がりました。
”80年ぶりのチョコレート新ジャンルだ!”と。
このような繰り返し発生が見込めるトレンドの記事は、
資産的な価値が見込めますね。
トレンドブログ記事を書く際に、
ネタ情報は早く知るにこした事はないのですが、
今回は、
トレンドを制するものは情報源を制する、というお話です。
”80年ぶり” ルビーチョコに夢中
さて、話題の第4のチョコとは。
その前に、
第1から第3までのチョコって何か、思い浮かぶでしょうか?
・・・
答えは、「ビター」「ミルク」「ホワイト」
スーパーやコンビニでお馴染みです。
では第4とは・・・?
その名は「ルビーチョコ」!
イチゴが混ざっている訳ではありません!
カカオが持つ本来の色です。
着色料などは一切使っていません。
さて味はどうかと言いますと・・・
ジャムのような。
優しい丸みのある甘みと、ベリー様の甘酸っぱい風味が広がります。
甘酸っぱいチョコレートは危険です!
ずっと食べ続けてしまいます・・・w
このようなトレンドは、
商品から商品へ派生して連鎖的につながるものかと思います。
個人的に思う、次に”来る”ものがあります。
カカオが甘酸っぱいジュースに!?
ルビーチョコのようなチョコレートのトレンドを巡って、
メーカー各社ではチョコレート開発戦争が激化しているようです。
メーカーは主導権を握ろうと、
商品の上流上流へ、果ては原産地まで遡っていくようですが、
その過程では、”意外な発見”もあるようです。
「パルプジュース」というものをご存知でしょうか。
ん?
チョコレートドリンクじゃなくて?
パルプって?
最初は僕もちんぷんかんぷんでした。
「紙のジュース?」とか言ってましたし(笑)
今回のパルプとは、カカオの果肉のことです。
(チョコレートはカカオの種の部分となります)
このパルプを絞ったのがパルプジュースですが、
ライチやグレープフルーツの様に甘酸っぱい味がします。
口に含んだ瞬間、一言。
「うまい!!!」
色は果肉と同じく真っ白で、
トロトロのバニラシェイクの様です。
チョコレートに使われるのは種!
なので、
現地で果肉のパルプは捨てられることもあるといいます。
めちゃくちゃ勿体無いです!
ここに目をつけたという会社があったということですね。
味は本当に美味しいので、
もう少しチョコレートの酸味が受け入れられれば、
流行るんじゃないかな〜と思っています。
(自由ヶ丘のマジドゥショコラというお店で飲めます!)
トレンドは研究現場から
このようなチョコレートを巡るトレンドの流れですが、
「ずいぶん前に聞き覚えがあるような・・・!!」と思い出したのが研究現場でのことです。
会社へチョコレート原材料メーカーが来て
プレゼンをしてくれたことがありました。
その時、こっそり「ルビーチョコレート」も研究が盛んに行われているよ。。と聞いたのを思い出しました。
・・・なるほど。
今思えば、そのセリフはルビーチョコレートのトレンドの波を予測できたヒントでありました。
Yahooニュースより、
サロンデュショコラより、
トレンドの最上流は”研究現場”
研究現場の情報を制することはトレンドを制す。
(だからメーカーは研究現場を必死に隠します)
トレンドが産ぶ声をあげるのは「研究現場」であり、そこはトレンドの宝庫とも言えるかもしれません。
これはトレンドブログでもアリな考え方だと思っています。
例えば、
「トレンドがマスメディアで広まる前に記事を書けたらどんなにいいか!」
と思いますよね。
そんな時は、情報源の上流へ鮭の川上りのように遡っていくのも手です。
例えば、Yahooニュースよりも地方のニュース局の方が情報が早かったり、
またそれより、あるtwitterのつぶやきが誰よりも早かったりすることはよくあります。
自分なりの上流情報ルートを見つけると、
トレンドの広まりを予想できたりして面白くなると思います!
・・・
最近、チョコレート原料メーカーの方へ情報リサーチすると、
パルプジュースの認知が広がりつつあってファンも出来つつある!
という話を聞きました。
個人的にはじわじわとトレンドになる気がしています。