マーケティング

マーケティングのエッセンス(脱・自己満の商品開発)はupdateの意識

マーケティングにおける商品開発の重要性!

 

今回は、

お客様を満足させる「商品開発」についてお伝えします。

 

マーケティングのエッセンスにおいて、

「脱・自己満」という視点での商品開発は大事です。

こだわりしかない、独りよがりな商品開発は、

手に入れる側もうんざりしますよね。

 

商品を作る側・手に入れる側のどちらも満足できるような、

商品開発の方法をお伝えします!

 

自分が作った商品が長く愛されたら嬉しいですよね。

そのためのノウハウをぜひご確認ください!

それではいってみましょう!

 

脱・自己満の商品開発のためのマーケティング

まずは前回の記事をおさらいしましょう!

 

前記事[マーケティングのエッセンス(お客様の立場に立つ、ということ)]

こちらでは、

まとめにこのようなことを書きました。

 

「お客様のことをとことん考え、

そこにふさわしい価値を提供することが、

マーケティングの基本です。」

 

 

ここでの「ふさわしい価値」とは、

お客様自身、もしくは周りの環境により、

刻一刻と変化するものを指します。

 

(例)

「車が欲しい!」という人がいたとして、

ニーズの変化に合わせて欲しいものは変わります。

新入社員:軽自動車(1年目の給料でも買えるもの)

主任:セダン(男として恥ずかしくないように)

課長:ワンボックス(家族もできて大型車欲しい)

役員:高級外車(ステータスの証明)

 

 

同じ「クルマ」でもお客様の使用用途は違います。

絶えず動く時代の中で、

変わりゆくお客様のニーズに答える商品改定が大切です。

 

つまり、絶えず、新商品開発をし続けるのが、

マーケティング活動の基本になります。

 

なので、多くの企業では

「新商品の開発職」は花形と言われます。

 

しかし、

新卒からずっと開発だけやっている”職人タイプ”は

「商品が押し付けになっていないか!?」

という視点が抜けがちです。

 

 

僕は、高校から大学院までずっと理系研究畑で過ごし、

会社でも新卒から開発と、ガチガチな「研究者タイプ」でした。

マーケティング部門に近い職場への移動により、

お客様視点のニーズ型開発を知りましたが、

それまではがっつり、「商品視点のシーズ型開発」でした。

 

そうなっていた要因は、「特許」であると思います。 

 

知的財産管理や会社評価の意味合いで、

「何件出願してるの?」という点で、

開発職では「特許」という概念が重要視されます。

 

新技術を開発するとき、以下の2つの観点が重要です。

・すでにあるものはNG

・できた技術をパクリされてはダメ

 

このため、

特許リサーチと特許出願に、

多くの時間をかけることなります。

 

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・

 

 

すると、何が起きるのかというとこれ。

「やっとの思いで出願受理された特許に、異常に執着する。」

なかなか捨てられない思い出の品のような感じでしょうか。

 

つまり、

新規技術ありきの商品開発。

商品視点のシーズ型マーケティング。

 

 

時には必要な戦略ではありますが、

これが基本になってしまうと独りよがりに。。。

 

逆転ホームラン狙いの一発屋なだけでは、

大切な事業を潰してしまいます。

 

自己満 商品開発からの脱却のために。

自己満の商品開発からの脱却のためにはこれです!

 

・マーケティング活動は商品づくりだけじゃない。

・絶えず「お客様視点」がないと始まらない。

・この商品は「誰に」ふさわしいか?

・どんな人に手にしてもらうべきか?

 

 

ここの深掘りが浅いと、勝てない。

 

 

会社で僕が参加した数十億規模のプロジェクトも、

この入り口をミスしたことで、

成果が出ぬまま終わってしまいました。

 

技術ありきで、無理なプラント設計

をしてしまったのが大きな要因でした。

(お客様はそんなに複雑な

機械設計を望んでいない)

 

 

商品が「誰」にふさわしいか?

「誰」に一番届けるべきか?

 

 

自分のお客様が何を求めているか?

何に悩んでいるか?

考えまくる。

 

これがマーケティング用語でいうニーズの把握。

そして、そこに提供する価値を開発すること。

 

これが脱自己満のための商品開発かなと思います。

 

 

 

<まとめ>

・自分の強みが時代にFITしなくなるときは往々にしてある。

・そこで重要なのは、「商品改良・改訂・update」の意識。

ニーズにピタッとはまるものを提供できれば売れる。

・商品特性をしっかり研究し、その価値を求めているお客さまを探す意識を。