競合他者に勝つ方法を商品開発者が考えてみた 〜新開発よりも発見!〜
新開発でなく、必要なのは「発見」!
企業でマーケティングの仕事をしていると、
世に溢れている新商品は、すでにあるものからの「発見」ばかりだなと気づくときがあります。
それは、新商品という名の皮を被った「リニューアル」と言います。
ちょっと具を足しました!! 新商品です!
パッケージを変えました!! 新商品です!
名前変えました!! 新商品です!
「・・・・・いや、ほぼ同じやん!!!」
なんて、ツッコミしたくなります(笑)
今回は、新製品開発の裏の話から、
競合他者を凌駕する思考についてお伝えします。
世の中の見方がちょっと変わっちゃうかもしれませんねw
それでは行ってみましょう!
ただのリニューアル品を新製品をとして売る理由
そうするのも、もちろん理由があり、
新商品としてでないと、売り場の「新商品棚」というものが取れません。
新商品として並べば、真新しさを演出できて良く売れるので、
売上的にリニューアルよりもオイシイわけです。
それを知らず、お客さんは買っていく。
それは仕方ないです。
食品業界の商品入れ替わりなんて、異常に激しい。
いちいちお客さんは新商品のことなど覚えられないと思います。
(気に入ってリピートしていたら別です)
おいおい、メーカーサボってんなよ~
と怒られそうですが。。。
それは売上を取るための必要な戦略なので、それでいいと思っています。
なぜなら、「大ヒット商品」というのは、
実はすでにある”点”と”点”のつなぎ合わせだったりするため。
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●2018年度ヒット番付 前頭
「機能性 炭酸飲料」
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糖質、カロリーゼロの炭酸飲料。
栄養素を配合したり、食物繊維を添加したりして機能性を謳う。
強炭酸の刺激に、”大人の炭酸”と手にする人が急増!
これは、このように点と点を結んだ。
[炭酸飲料] + [機能性食品制度による健康志向]
今までなかったものなら、
新商品であることに間違いはない。
何より、お客さんが「これは新しい!」と思えるものであれば、
目的は達成でしょう・・・・・・・
という建前は置いておいて。
「それでは物足りないんじゃーい!!!」
という気持ちは抑えれません。
開発者スタートでキャリア積んできたからか、
マイナーチェンジでなく
真の意味で世の中にアッと言わせるものを作りたい!!!
と思ってしまうのが本音です。
本音を言えば、
「新しいコト、モノを創造したい!」
「インパクトあるイノベーションを起こしたい!」
研究の虫であるような理系出身の開発者は、
共感者多いのではないと思います(←もし自分だけなら恥ずかしい笑)。
しかし、そのような方なイノベーションにこだわった研究の問題点もわかります。
結果に結びつく事例は本当に少なく、
大きな開発費に見合わない事例多数。
ちなみに僕がいた新規事業の商品開発部は、2年ほど鳴かず飛ばずでお荷物扱いでした。
来る日も来る日も糸口すら見えなく、
「遊んでるだけやん」
と同僚から言われるのは辛かったものです(笑)
(リアルすぎる話になりそうなのでブレーキかけないと)
新イノベーションばかりに走ると病む。これはズシッと実感しました。
(課長、病んで1年で会社辞めてしまった)
ど、どーすりゃいいのよ!?
競合他者を凌駕する思考
結論、
・「発見」と「新開発」をバランス良くとること。
・「発見」により、リニューアルであろうと実績を貯める。
そこでアイデアの源泉になる点を蓄える。
やがて点が繋がって面となり、「新商品」のヒントとなる。
そこからイノベーションを起こす開発に取り組めば良いと思います。
発見により実績さえ出していれば文句も出ないし、
経験値も十分でしょう。
合わせ技で、大ヒット一本!取れる人間を目指したい。
[番外]
~手軽に表現力を鍛える方法~
インスタグラムで、
よ~くハッシュタグ(#←こんなやつ)を考えると勉強になります。
要は、お客さんがどのようなワードを調べて自分のページにきてくれるのか導線を引く練習です。
1.20個ハッシュタグ作ると決める
2.いいね数、コメント数の効果測定
3.毎日投稿する
最初は20個ってなかなか出てこないものです。
その時のヒントが、「Instagram見てくれる人の思考パターン」です。
日常的にトレーニングできるのでオススメです!